染色整理仕上機械など産業機械の設計・製造・販売
花山工業株式会社
繊維産業と経産省の取り組み(2)

前回、繊維産業が成長産業であると報告しました。
今回は国内化学繊維の用途及び得意分野についてお伝えします。

化学繊維の用途は非衣料分野が急拡大
下のグラブに示すように産業資材、衛生・生活資材用途が拡大し、衣料が半減しました。
高齢化社会の進行やライフスタイル、購買方法が変化したことで衣料素材の需要が急速に変化しています。
一方、産業競争力の向上に貢献すると共に生産数量が安定している非衣料分野に注力する企業が増加しています。

【化学繊維の用途】


(出典:日本化学繊維協会資料)
国内繊維の強みは、高機能・高性能繊維
国内繊維メーカーは機能付与や性能を高める技術において世界をリードしています。
こうした繊維が中間製品を経て衣料のみならず、産業資材、衛生・生活資材分野の拡大・発展に大きく寄与しているのです。
特徴 具体例
高機能繊維 ポリエステル、ナイロンなどの汎用繊維に新たな機能を付与した繊維 吸汗速乾、吸湿発熱、抗菌、
防臭、ストレッチ等
高性能繊維 高強度、高弾性、耐衝撃性、耐熱性など、物性を強化した繊維 炭素繊維(高強度)、
アラミド繊維(耐熱性)等
化学繊維企業の成長を支える繊維製品
自動車や衛生製品等の需要拡大を背景に、各社は、不織布、エアバッグ、人工皮革、紙オムツなどを重点事業に掲げています。
その中で、国内メーカー3社合計で世界トップシエアを維持しているエアバックの生産動向についてお伝えします。
グローバル市場調査会社の情報によれば、エアバックの年平均成長率は5~10%と言われています。
今年1~7月の生産量は昨年並みの数量で推移しているが、長期的には需要拡大が期待され、各企業は海外での増産を計画中と思われます。

国内エアバッグモジュール生産量推移

(引用:経産省統計)