減量加工法を応用したポリエステル人工皮革製造プロセスの開発
花山工業は20年以上前から公的資金を活用した産学官共同の技術開発を数多く実施しております。その中からいくつかご紹介します。
1回目は「減量加工法を応用したポリエステル人工皮革製造プロセスの開発」です。
人工皮革って?
人工皮革は、天然皮革の特徴であるコラーゲン繊維束構造に似た三次元極細不織布を用いて製造し、表面だけでなく内部構造から天然皮革に近づけて作られます。
当社では、従来の極細繊維を用いた不織布による製造とは異なる一般繊度の特殊ポリエステル不織布から人工皮革を製造できる機械の開発に臨みました。
今回開発したプロセスの概要
分繊の状況
- 減量加工前
- 減量加工後
繊維がこまかく分割されているのがわかるかな?
この開発の結果・・・
◆連続減量加工機の開発
高性能なポリエステル繊維用連続減量加工装置を開発につながりました。国内外で販売中です。
◆コーティング機の開発
アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂その他各種樹脂に適応した高機能コーティングマシンの開発につながりました。国内外で販売中です。