わが社の製品「真空脱水装置」
当社の製品が、繊維専門誌「加工技術」の8月号(発行 : 繊維社 2016.8)に掲載されました。
「加工技術」は、繊維素材・産業資材・不織布業界、および染色仕上加工業界、関連業界に向けて、ユニークな特集と、現場を中心とした事例紹介など、繊維業界の“革新”を支援する生きた総合情報誌です。
今回掲載された製品「真空脱水装置」をHanayamaマガジンでご紹介します。
脱水方法のいろいろ
繊維加工における脱水方法としてはバッチ式と連続式に大別され、連続式としてはマングル脱水が一般的ですが、合繊素材において当社のスリット式連続真空脱水装置が非常に好評をいただいています。
スリット式(真空脱水式)とマングル式脱水の違い
下図のように二本の加圧ロールで生地を絞るマングル脱水と異なり、真空脱水は生地に圧力をかけずに吸引して脱水する方法です。
ロールを使用しないために、生地表面に損傷を与えずスピードアップと高い脱水効果を得ることが可能になります。
生地の含水率が低くなれば、乾燥のスピードアップや温度調整が容易になり省エネにもつながります。
ストレート型とパンチング型で試験
生地を水に浸漬後、吸引部がストレート型とパンチング型の2種類で脱水処理を行い、水分率を比較しました。(弊社実機使用)
素材:ナイロン厚地織物
試験結果
水分率=(脱水後重量-初期重量)/初期重量×100
当社のストレート型真空脱水装置は非常に良好な脱水効果を示す結果となりました。