わが社の製品「セラソニック」
今回のHanayamaマガジンでは、繊維専門誌「加工技術」の9月号(発行 : 繊維社 2016.9)に掲載された繊維用超音波カット機「セラソニック」をご紹介します。
「加工技術」は、繊維素材・産業資材・不織布業界、および染色仕上加工業界、関連業界に向けて、ユニークな特集と、現場を中心とした事例紹介など、繊維業界の“革新”を支援する生きた総合情報誌です。
各種カット方式
カット機には下表のようにいろいろな方式があります。
今回は当社の得意とする超音波カット機についてご説明します。
超音波カット機「セラソニック」とは
超音波とは、人の耳に聞こえないほどの高い周波数(20kHz以上)をもつ音波の事です。超音波カット機とは超音波を利用して特殊な刃先に毎秒数万回の微細な振動を与え、その振動の力で各種素材をカットする装置になります。当社の超音波カット機「セラソニック」は、生地カットに最適な周波数(28kHz)と周波数自動追尾装置、定振幅制御装置を装備していますので、取り扱いが非常に簡単です。また、カットミスも非常に少ないことで好評をいただいております。
超音波カット機は、発振機、振動子、ホーン、刃先の4つの部分から構成されています。セラソニックは合繊及び合繊混織物のカットを目的に周波数や各パーツの材質を最適化して設計されている装置です。
「セラソニック」カット機の特徴
■超音波振動によって布を叩き、溶断カットする事でほつれが発生しにくい。
■熱可塑性素材織物(合成繊維・合繊混素材・不織布)専用のカット機である。
■溶融玉、黄ばみ、焦げ等の発生が無く、停止中でも刃先を持ち上げる必要なし。
■カットスピードが速いため、生産効率が上がりコストダウンにつながる。
■消音対策を施し、超音波振動によるカット機特有の動作中の騒音を消音。
■省電力でスパークによる感電及び火災の危険性がない。
■作業者への電波障害が殆ど発生しない。(電波管理局申請必要)