産業資材用繊維の市場と動向(1)
hanayamaマガジンでは、これまで当社の開発事例や製品機種の紹介を行ってきましたが、
今回は、当社が取り組んでいる業界の動向を紹介させて頂きたいと思います。
化学繊維ミル消費の現状
国内繊維のミル消費量推移をみると図1のように、衣料用途は年々減少しインテリアや産業資材等非衣料分野が拡大しています。
一例として車両用テキスタイルを取り上げてみると、素材は主に合繊や不織布が使用され、衣料用とは違った厳しいスペックが要求されます。
産業資材向け製品の加工機に関しても同様に精度と作業性が重要視されています。
近年、当社においても産業資材用製品加工向け機種が増加傾向にあります。
自動車生産量と繊維素材
世界の自動車生産台数は新興国を中心に今後も成長が予測されています。
先進国では将来飛躍的な伸びは期待できませんが、新興国・後進国で大幅拡大が予想されます。