環境認証制度について (3)
GAP(農産物に関する認証)に関して紹介します。
No. | 認証名 | 主な内容 |
1 | FSC認証 | 森林・林業及び森林生産物に関する認証 |
2 | MSC認証 | 水産物に関する認証(生産、養殖、流通 各段階にて) |
3 | GAP認証 | GAP運用農場で生産された農産物に関する認証 |
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4 | GOTS認証 | オーガニックテキスタイル素材に関する認証 |
GAP認証とは (Good Agricultural Practicesの略)
G.A.P.(ギャップ) とは、
GOOD(適正な)
AGRICULTURAL(農業の)
PRACTICES(実践)
のことです。
GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)認証とは、それを証明する国際基準の仕組みを言います。
第三者機関の審査により、JGAPの基準にもとづいて「食の安全」や「環境保全」に取り組んでいることが確認された農場に与えられます。
世界120か国以上に普及し、事実上の国際標準となっています。
欧米の大手小売をはじめ、最近では日本の小売でもGLOBAL G.A.P.などの国際認証を取得した生産者からの仕入れを優先しており、2020東京五輪・パラリンピックでもGAP認証食材の採用が優先されると報道されています。
備考:福井県立福井農林高等学校では校内で生産するミディ-トマトを東京五輪・パラリンピックで提供しようとGAP認証の取得に取り組んでいる。
3月7日に審査(162項目)を受け94%で適合と判断された。
順当にゆけば4月中に県内農業高校として初めてGAP認証される見通しである。