SDGsへの取り組み
2015年9月に国連で開催されたサミットにおいて、2015年から2030年までの長期的な指針として、「持続可能な開発のためのアジェンダ」が採択されました。この文書の中核をなすのが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)「持続可能な開発目標」です。
持続可能な開発目標(SDGs)とは
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略です。国連加盟193国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
当社の顧客である大手繊維関連企業は数年前から取り組みをはじめており、すでに成果を出している企業もあります。
自国の環境基準をクリアしない機械を稼働させていたアジア諸国では、急遽日本製の機械を導入し生産維持向上を図っているとの情報も。国内繊維製品の約97%が海外生産という厳しい環境の中、我々繊維機械メーカーはSDGsの取り組みをビジネスチャンスと捉えるべきと考えています。
当社としては「装置の見える化」を推進し、安全性向上、省エネ対策、環境対策に貢献すると共に、産学官共同開発や顧客企業とのパートナーシップを強化し、安全な社会システムづくりに参画してゆきたいと考えています。
最後に(一社)日本繊維機械学会は今年5月に開催された第72回年次大会において2030年に向け、次のメッセージを伝えています。
1. 繊維機械の革新
2. テキスタイル・コミュニティーの発展
3. AI・ビックデーター・IoT活用による新技術・新製品
4. パートナーシップによる社会システムづくり
5. サーキュラーエコノミー及びフェアトレードに向けたテキスタイルとマーケティング
6. 健康・安全・環境のための高度な分析・解析・評価
7. 高機能素材の付加価値化