染色整理仕上機械など産業機械の設計・製造・販売
花山工業株式会社
国内繊維機械統計2023
下記に示しているのは、国内繊維機械の生産額、輸出額、輸入額の推移です。 生産額、輸出額は新型コロナ発生の2019~2020年は大きく落ち込みましたが、2021年以降は回復傾向に。 好調を牽引しているのは化学繊維機械で、主な要因はアジア地域における合繊の生産設備増強と推測します。
繊維機械統計
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
生産額 235,049 233,204 173,635 140,686 204,831 254.057 269,811
輸出額 256,024 262,693 221,737 179,460 203,597 237,512 271,459
輸入額 43,823 45,424 35,864 29,476 40,498 52,076 50,656
(単位:百万円)(出所:一般社団法人 日本繊維機械協会)

染色仕上げ機械の推移(1~3月の累計)
2022 2023 2024
生産額 1,396 2,047 2,099
輸出額 1,444 1,320 1,779
輸入額 1,181 714 845
(単位:百万円)(出所:一般社団法人 日本繊維機械協会)

今後も化合繊を中心に増産

 (引用:日本繊維機械協会HP)

輸入が減少し生産が増加する傾向ですが、総じてこ3年間で大きな変化はありません。 24年1~6月の中国大手化繊企業の業績は、前年同期比で売上14.5%増、利潤総額128%増、生産量13.2%増と好調を維持しています。 合繊の主原料であるPTA(高純度テレフタル酸)の生産稼働率が上がっているとの報道もあり、化合繊を中心とした世界的な繊維の増産は今後も続くと推測します。