わが社のコーティングシステムについて
今回のHanayamaマガジンでは、繊維専門誌「加工技術」の11月号に掲載された当社の「コーティングシステム」に関して改めてご紹介いたします。(発行:繊維社 2016年11月)
「加工技術」は、繊維素材・産業資材・不織布業界、および染色仕上加工業界、関連業界に向けて、ユニークな特集と、現場を中心とした事例紹介など、繊維業界の“革新”を支援する生きた総合情報誌です。
多様さが求められるコーティング加工
コーティング加工やラミネート加工は以前から行われておりますが、要求の高度化に伴い素材や樹脂そして加工機の差別化が進んでいます。当社は洗浄機、アキューム、脱水機、乾燥機、カット機、巻き取り機等一連の装置に関する経験が豊富であるため最適システムの提案が可能です。特に近年は、産業資材向けの引き合いが増加しています。
コーティングライン周辺装置
コーティングラインには下記のような多くの設備が連結されています。当社はこれらすべての装置を提供しています。
No | 機 械 名 | 目 的 |
---|---|---|
1 | アキュームレーター | コーティングラインの流れをスムーズに維持するための装置。 結反及び解反作業の補助。滞留長は20~100メートルと用途・目的によって異なりラインの前後に設置される。 |
2 | 洗浄機 | 生地に付着している汚染物の除去。コーティングマシンと連結して実施するか否かは、加工内容や工場事情で異なる。 |
3 | カレンダー | 高温の加圧ロールで生地表面を目つぶしする。素材や目的によって仕様の有無が異なる。 |
4 | 繋ぎ目検知器 | コーティング工程の直前で生地の繋ぎ目を検知し、コーター動作を制御してコーティングトラブルを防止する。 |
5 | 自動膜厚測定計 | コーティング後の樹脂膜厚を連続的に測定し、膜厚が許容範囲から外れた際に自動でクリアランスを調整する。(オプション装置) |
6 | 乾燥機 | コーティングした樹脂を均一に乾燥する。アーチ型、直進型等あり。 溶剤系樹脂仕様の場合は防爆仕様となる。 |
7 | 中間乾燥機 | ラインに洗浄工程を導入した場合は、コーティング前に中間乾燥が必要となる。ノンタッチドライヤー等が主流 |
8 | 巻出し、巻取り機 | 生地の送り出し及び巻取りをスムーズに行う装置。 |
9 | カット機 | 生地の両端等をカットする装置。 素材や目的によって最適なカット機を選択する。 |
10 | 凝固槽、水洗槽 | 溶剤系ウレタン樹脂使用の湿式コーティング加工において、溶媒と水を置換させて樹脂を凝固させる。凝固槽の後には十分な水洗槽が必要である。 |
当社のコーティングシステムの特徴