福井県の染色整理加工量推移
2021年の染色整理加工量(織物、ニット)は、約4.2億㎡と前年比では約4%増加しましたが、2019年に比べるとまだマイナス18%の状況です。
種類別でみると織物は前年と同数量でしたが、2019年比ではマイナス21%。
一方ニットの方は回復が進んでおり前年比で約15%の増加、2019年比でもマイナス8%でした。
1年間の推移(下記グラフ)を見ると、2020年のような大きな変動は少なく、年間を通じて安定した状態が続きました。
生産量が安定した要因の一つとして、高機能衣料や産業資材向け素材など、あまり流行に左右されない製品群の生産が多くなっていることが考えられます。
国内繊維メーカーが展開する繊維は衣料用、生活資材以外に、産業資材用にも多く使用されています。
今後成長が見込める産業資材用のカテゴリーの中で多くの製品が福井を中心に生産・加工されています。
例えば
モービルテキスタイル(車輛に使用される繊維)
ジオテキスタイル(土木・河川などの使用される)
アグリテキスタイル(防虫ネット、鳥獣害対策ネット、保温シート)
コンストラクトテキスタイル(防水層補強布、テント類、養生シート)
マリンテキスタイル(人工漁礁など)などがあります。
2022年も大幅な回復は難しいと予想されますが、サスティナブル素材への転換を加速させながら、更に産地の技術力・製品開発力の発揮が望まれます。
種類別でみると織物は前年と同数量でしたが、2019年比ではマイナス21%。
一方ニットの方は回復が進んでおり前年比で約15%の増加、2019年比でもマイナス8%でした。
1年間の推移(下記グラフ)を見ると、2020年のような大きな変動は少なく、年間を通じて安定した状態が続きました。
生産量が安定した要因の一つとして、高機能衣料や産業資材向け素材など、あまり流行に左右されない製品群の生産が多くなっていることが考えられます。
福井県の染色整理加工量推移
染色加工数量比較(単位:千㎡)
年 度 | 織 物 | ニット | 合 計 | 前年比 |
2019年(1〜12月) | 380,482 | 123,475 | 503,957 | ▲ 2% |
2020年(1〜12月) | 301,031 | 98,921 | 399,952 | ▲ 21% |
2021年(1〜12月) | 301,183 | 113,95 | 415,137 | 104% |
今後注目の産業資材用繊維
カーシート(セーレン) |
土壌補強シート(前田工繊) |
今後成長が見込める産業資材用のカテゴリーの中で多くの製品が福井を中心に生産・加工されています。
例えば
モービルテキスタイル(車輛に使用される繊維)
ジオテキスタイル(土木・河川などの使用される)
アグリテキスタイル(防虫ネット、鳥獣害対策ネット、保温シート)
コンストラクトテキスタイル(防水層補強布、テント類、養生シート)
マリンテキスタイル(人工漁礁など)などがあります。
2022年も大幅な回復は難しいと予想されますが、サスティナブル素材への転換を加速させながら、更に産地の技術力・製品開発力の発揮が望まれます。