福井県の染色加工量推移(1~9月 )
本年1月~9月までの染色加工数量(織物、ニット)及び織布生産量の推移を報告します。
昨年までと違い外出機会が大幅に増え、テキスタイル業界も上向きといわれていますが織布生産量や染色加工数量はそれほど増えていないのが現状です。
(単位:千㎡):福井県生産動態統計調査)
(単位:千㎡):福井県生産動態統計調査)
(単位:千㎡):福井県生産動態統計調査)
合繊織物の染色整理加工量推移
(単位:千㎡)(1-9月) | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
累計加工量 | 284,924 | 230,680 | 222,362 | 240,408 | 237,469 |
指数 | 100 | 81 | 78 | 84 | 83 |
(単位:千㎡):福井県生産動態統計調査)
合繊ニットの染色整理加工量推移
(単位:千㎡)(1-9月) | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
累計加工量 | 91,385 | 72,117 | 82,340 | 89,207 | 91,075 |
指数 | 100 | 79 | 90 | 98 | 99 |
(単位:千㎡):福井県生産動態統計調査)
合繊織布生産量推移
(単位:千㎡)(1-9月) | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
累計加工量 | 161,342 | 132,476 | 121,986 | 123,972 | 117,284 |
指数 | 100 | 82 | 76 | 77 | 73 |
(単位:千㎡):福井県生産動態統計調査)
今後の課題
スポーツアパレルが好調の影響で、合繊ニットの染色加工量は2019年並みに回復していますが、織物の染色加工量や織布生産量はまだ回復していない状況です。
新型コロナ発生以降、国内生産回帰の業種もあるようですが、テキスタイルに関しては、今後も海外生産、輸入販売の流れが変わらないように感じます。
国内生産を増やすには、繊維メーカーと共同で海外では生産できない特徴あるサステナブルな製品づくりを加速させることが必要だと考えています。