染色整理とは?一般に流通している生地が完成するまで
染色整理ってどんなこと?
まずは染色整理とは何か説明するね。
織機・編み機から出てきたばかりの反物には糊剤、油剤、汚れがたくさんついているんだよ。そこからいわゆる「生地」に外観を整えることを染色整理というんだよ。
例えば、汚れを落としたり、指定された色に染め上げたり、風合いを整えたり、機能をもたせたり、艶や毛羽の長さをお客様の希望にあわせたりするんだよ。
染物屋から企業へ
そのルーツは中世に確立した染物屋の技術から派生しているよ。天然繊維から合成繊維への素材の変化や技術の向上を経て、近代的な企業形態へと発展してきたよ。
染色整理業は、精練、漂白、浸染、捺染及び整理仕上げの工程が機械的に行われている機械染色整理業と、それらの工程が主として人力によって行われる手加工染色整理業に分かれているよ。
大きく4工程を経て製品に
前工程・・・・・精練(糸や生地などの繊維に付着した糊剤、油剤を洗い落とす)、漂白、シルケット、減量↓
染色工程・・・・指定された色に染め上げる(浸染、プリント)
↓
洗浄工程・・・・染色工程後の表面に付着した染料を洗い落とす
↓
仕上げ工程・・・柔軟、起毛、防縮、防皺、防水、つや出し(消し)
花山工業ができること
僕たちが主に手掛けているのは機械染色整理業で使われる機械の製造だよ。反物の幅を揃えたり、汚れを落としたり、染色したり、風合いを良くしたり、防水の機能をつけたり、お客様の「欲しい」に応える機械をつくることができるよ。