連続減量加工機
高い生産性を実現する減量加工機
減量加工には連続式とバッチ減量があり、当社では排液量・生産数量を考え、連続式を採用しています。糸の太さ、織の組織や加工目的により減量率が異なるので、装置の選択が重要になります。花山工業では、お客様に最適な減量加工をご提案し、生産性の向上を実現します。ポリエステル織物の用途を拡げた減量加工
減量加工とは、ポリエステルと強いアルカリ液(苛性ソーダ)の加水分解反応を利用して繊維の表面を溶かして(減量させて)風合いをソフトにする加工方法です。絹織物で表面のセリシンを溶かして繊維間に隙間をつくりそれによって絹独特の良い風合いを出す加工をポリエステルに応用しました。減量加工によって、ポリエステルの風合いは非常によくなり、用途が拡大しました。
お客様の加工要望に仕上げる装置をご提案
花山工業では、
1〜15%までの減量には、conveyerなどの熟成工程を用いる連続装置を
15〜30%までの高減量(特に20%以上)には、roll to roll方式により定張力下での連続装置を
ご提案しています。
求められる加工速度と反応時間によりスチーマーの長さが決まり、反応率による洗浄工程の長さも変わりますので、お客様の加工要望を十分にヒアリングし、最適な仕様で製作します。
高速加工時でも安定。花山製減量機の張力制御
Roll to roll減量加工機では、当社の張力制御方式により、出来るだけ低い張力で、なおかつ70-80m/minでの高速加工時でも安定した加工走行を実現しております。洗浄工程にも脱水機を導入し、短時間洗浄が可能になりました。その高い生産性により、中国紹興地区では30set以上の納入実績があります。
Conveyer方式では反応速度を早めて減量の均一化を担うため、遠赤外線方式のNon Touch Dryerの採用し、均一な減量、生産速度の向上を実現しました。
より高性能に。ムラのない減量加工のための技術
減量機は、一定の湿度を保つことが重要になります。従来は温度管理によってコントロールしていましたが、より高品質に仕上げるために、蒸気を供給し安定して湿度を保つようにしました。気密性を保持し、適切な蒸気量を供給、温度や排気を管理する技術を花山製減量機は備えています。
納入実績
Roll to roll type | Conveyer type | ||
---|---|---|---|
年代 | 台数 | 年代 | 台数 |
1981年~1990年 | 0 | 1981年~1990年 | 0 |
1991年~2000年 | 18 | 1991年~2000年 | 6 |
2001年~2010年 | 4 | 2001年~2010年 | 4 |
2011年~2019年 | 3 | 2011年~2019年 | 2 |
計 | 25 | 計 | 12 |