検反機
お客様の求める品質と予算にあわせた検反機
染色工程前の生機(織上)検査や、最終出荷前の製品検査でつかわれている検反機は、反物の色むら、傷、シワの有無を検査する機械です。お客様の生地特性と検査項目により、巻き出し、巻き取りなどのレイアウト、制御方法や検査ボードの仕様(長さ、幅、ライト数)をご提案いたします。十分なヒアリングでご要望に対応
生地の色むらや傷の検査は光を上からあて反射させて検査しますが、シワの有無は光を裏から当て透かして確認します。このような検査項目による検査ボード(光の当て方)の仕様、加工する量、必要台数、布地の品種(編み物、織物か)、出口の方法(巻き取りと振り落とし)など、ご要望を十分にヒアリングし、お客様と共に平均速度(Ave.8-12m/min 機械MAX50m/min)を割出し、生産キャパシティに対応します。
設置環境と予算にあわせてカスタマイズ
固定された製品ではなく、お客様からのヒアリングを元に柔軟にカスタマイズします。例えば、鉄片が入る恐れがある工場の場合は鉄片検出器を、布の耳が分厚い素材の場合は厚みが揃うように巻き取り時に端をずらして巻いていくようカスタマイズします。
また、アジア(台湾)メーカーと連携し本体を台湾で製造することで、求められている品質と予算にあった一台を選定できます。制御盤は日本で製造し、国によって異なる安全規格・安全基準に対応しています。
生地の緩みを出さない制御技術
ロールの配置、角度、速度や、ガイドローラーの配置など、電気制御だけではなく、レイアウトのバランスを重視し、検査する生地の特性による巻出しから巻取りまでの張力を安定させました。生地が緩いまま巻き取った場合シワができてしまいますが、当社の検反機は、走行・停止を繰り返してもスタートストップのタイムラグがでないようにして、生地の緩みを防ぎ品質を保っています。
産業資材の検査には自動検反機
納入実績
年代 | 台数 |
---|---|
1981年~1990年 | 4 |
1991年~2000年 | 81 |
2001年~2010年 | 10 |
2011年~2019年 | 40 |
計 | 135 |